逆流性食道炎で背中の痛みが起きます!
背中の痛みアレコレ
背中の痛みと言っても色々な場所、色々な痛みがありますよね。
今回は、、、
首から背中にかけて重く痛い
肩甲骨を動かすとゴリゴリする
肩甲骨周辺が重く痛い
といったお悩みを持つあなたに読んでほしい記事です。
逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎は胃と食道のつなぎ目にある「噴門(ふんもん)」に問題が起きて胃酸や内容物の逆流が起きます。これによって食堂に炎症が起きて胸やけ感や痛みを生じるというものです。
多くの場合、胃に問題がある事が多いようです。
一般的に胃が悪くなった時の関連痛として言われるのは胃の周辺と、背中側ですかね?
でも、、、
胃の問題と、背中や体の痛みを別物としてとらえているかたが多いように感じます。
カイロプラクティックや整体の観点から見た場合、胃の不調や委縮・病気が起きた時に出る体の反応はたくさんあります。
胃に向かう神経も胃から戻る神経も背骨から出ている神経です。これは他の臓器も同じです。
そういった神経を介して
内臓・背骨・筋肉・皮膚
は連動します!
胃の影響を受ける場所
『左側の二頭筋』
力こぶを作る筋肉ですね。ここや親指を曲げる筋肉などは胃の影響によって収縮する(固くなる)傾向があります。
これによって
肘や手首の不調も出やすくなりますし、首肩こりにもつながります。
また、腱鞘炎も起こしやすくなりますし、肩の動きを悪くしますので五十肩の原因にもなります。
『胸椎』
とくに肩甲骨の間にある背骨が影響されます。動きが固くなります。
これによって
肩甲骨周囲の固さ・コリ感・違和感が出ます。
首の動きも悪くなるので首こり肩こりも出やすくなります。
背骨全体にも影響するのでここが原因の腰痛も起こりえます。
上記の症状は胃が起因となって起きているので、筋肉を揉みほぐしても、背骨の矯正をしても、まして骨盤矯正を受けても直ることはないです。その場では楽になってもすぐ戻ってしまうような場合が多いですね。
悪しき習慣、、、食トレ
いまだに耳にする機会があるんですけど
部活やスポ少の時代錯誤な先生による大食の強制。
消化能力が追い付かない量の食事を無理に食わされて、胃や小腸に負担をかけすぎて身体をおかしくしてしまっているお子さん多いですよ。
あとプロテインを矯正している教師の話も聞きますね。それが異性化糖入りのものだったりして「アホか?」と思ったりもするんですけど、、、
胃酸の出が悪い状態でたんぱく質を無理にとっても負担になって逆効果ですし、
とにかく米をアホほど食わすとか本当のアホのすることですからね。
逆流性食道炎と診断されたら
当院の患者さんに聞くと多くの場合は検査はせずに、問診でこみあげなどの症状だけを聞かれてくすり処方をされている方が多いです。
ほぼほぼ出されるのは胃酸を抑える薬です。
逆流性食道炎=胃酸過多 という通説でこういう診断になってしまうようですね。
で、ほとんどの場合は症状も改善せずにそのままず~っと飲まされ続けています。
ある患者さんは、胃酸を抑える薬を常用しつつそれでも胃のもたれがある時は「市販薬の太田胃酸を飲むとスッキリする」と話されていました。
これ典型的な話で、
胃酸分泌を抑制してしまっているために消化不良が起きて腹部膨満感があって、市販薬で消化促進剤を飲んだら楽になったってだけの話ですね。
低胃酸(胃酸分泌が少ない)のせいで逆流性食道炎を起こしている場合がじつは多いそうです。
低胃酸の状態で胃酸抑制薬を飲んだら? 想像はたやすいですね。
胃酸をセルフチェックする方法
本来であれば、胃酸の状態を間接的に見れるペプシノーゲンの検査などを行うべきでしょうけどなかなかに手間です。
簡単にご自宅でチェックできる方法をお伝えします。あくまで簡易的な胃酸状態予測ですのであしからず。
用意するもの
重曹 2g / 水 100cc
これを混ぜて朝飲みます。
5分以内にしっかりとゲップが出れば胃酸の状態は正常といえるようです。
ゲップが5分以上経ってから出る、ずっと出ない、出ても弱々しい、、、
という場合は低胃酸が疑わしいです。
低胃酸のかたで多いのは、肉類が苦手。肉などを食べるとなかなか消化できずにいつまでもお腹が空かなかったり膨満感が続いたりということが多いようです。
男性の場合、そういう状態でも気にせずにガンガン食べ続けている方も多いのでご注意を。
低胃酸の対策はコレ
まずは毎食時に、
梅干し、ピクルス、酢の物、らっきょう
などを食べること。
いわゆる酸っぱいものを摂ることで消化補助になるようです。
レモン1:水2 のレモン水
などを摂ってもいいでしょう。
オススメの消化酵素
炭水化物、脂肪、食物繊維、タンパク質を消化しやすくしてくれます。
毎食時前に1粒飲むと良いです。
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まとめ
まずは、低胃酸かどうかをチェックすること。
次に低胃酸であれば消化を考えた対策をしていく事。
これで胃腸の調子が良くなればそれだけでも良いですし、
首・肩・背中まわりの不調が改善すればなお良いですよね。
消化補助に使える酢タマネギのレシピや肩甲骨はがしに関する動画も貼っておきますので合わせてご覧くださいね。