副腎疲労とその改善について
副腎疲労とはどんな状態?
「副腎」とは腎臓の上にある臓器で、
脳からの指令に応じてさまざまなホルモンを分泌し生体を維持しています。
ストレスがかかったり、炎症が起きたりすると
副腎は体を守るためにホルモンを分泌するのですが、、、
ストレスがかかりっぱなし、
炎症がおこりっぱなし、
の状態になると副腎が疲れてしまいます。
最終的に副腎が疲れすぎてホルモンを出せなくなってしまう状態を
「副腎疲労」といいます。
副腎疲労が起きるとストレスと炎症の調整がきかないため、
たちくらみ・うつ・不眠・生理痛などさまざまな症状が起こります。
更年期症状といわれている症状も副腎疲労で起きているものもあるかもしれません。
そういった症状を「副腎疲労症候群」と呼びます。
副腎疲労症候群チェックリスト
以下は副腎疲労で起こる症状の代表的なものです。当てはまるものがあるかご覧ください。
・十分寝ているのに疲れが取れない。
・ベッドから起き上がれても動き出すことがむずかしい。
・朝、起きられない。起きるのがツライ。
・目覚ましが鳴っても起き上がることができない。
・塩分が無性に欲しい。
・しょっぱいものに更に塩やしょうゆをかけてしまう。
・いつもいつも疲れている。
・前は楽しかったはずの事でも疲れてしまう。
・ストレスに対処できなくなった。
・以前は気にならなかったことが気に障る。
・毎日をやっとの思いで過ごしている。
・日常的なことがとても疲れる。
・ケガや病気が治るのに時間がかかるようになった。
・風が治るのに1ヶ月、切り傷が治るのに数週間かかってしまう。
・性欲が低下した。
・セックスする元気が出ない。
・うつ症状がある。
・人生に意味を見出せない。
・立ちくらみがする。
・椅子やベッドから立ち上がる時くらくらする。
・PMSが強い、悪化した。
・のぼせ、疲れ、イライラがある。
・何をしても楽しくない。
・楽しいことが一つもない。
・興味を持てない。
・考えがまとまらない。
・優柔不断になった。
・食事を抜くと倦怠感などの症状が悪化する。
・コーヒーやお菓子を口にしないといられない。
・以前より、我慢が効かなくなった。
・些細なことで怒りが爆発するようになった。
・記憶力が低下した。
・記憶があやふやになることがある。
・仕事や生活の効率が落ちた。
・何かとはかどらない。
・体力気力の低下を感じる。
・朝は調子が良く、午後でもなんとか動いているが、夕食後(夕方以降)は元気になる。
・カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)や煙草を欲する。
・カフェインがないと頑張れない。
・カフェイン摂取でモチベーションを維持している。
接骨院sasukeneでできること
腰痛や肩こりをはじめ、生理痛や不妊などあらゆるご相談があるのですが
その症状やお悩み、不調のベースに「副腎疲労」が起こってしまっているケースも少なくありません。
整体施術で、骨格や筋肉、内臓の調整といった外部からのアプローチを施すのと同時進行で
食事の改善やサプリを使って内部からのアプローチをしていきます。
(その際の改善の指針として血液データを参考にさせていただきます。)
※血液データの解析・説明はできません。(医師法に準拠)
副腎疲労改善へのSTEP
1. 副腎疲労を把握する
上記のチェックリストすべての原因が副腎ではない。というのがポイント。
副腎はネットワーク臓器でさまざまな臓器と繋がっているので見極めが必要になります。
大きく、副腎疲労とうつと全身の疲労とに分けて捉えていきます。
2. 食べないものを決める
現状の食事状態を確認し、食べないモノを決めていきます。
栄養を消耗するもの、炎症を起こすものなどを避けていきます。
3. 正しくサプリメントを使う
サプリメントは栄養素の詰まった効率化の道具です。
人によって必要な量も種類も違います。
「必要なものを必要なだけ摂る」ようにしていきます。
4. 胃と腸の問題解決
”最大の難問” がここです。
炎症をいかにして抑えていき、いかにして栄養の消化吸収のできる状態にしていくか。 がカギになります。
5. 重金属、化学物質のデトックス
水銀や鉛やカドミニウム、アルミニウム、ヒ素などなどの重金属の中でとくに水銀を中心に考えていきます。
水銀中毒の症状 と 副腎疲労の症状 で似ている部分も多いので見極めも必要になるからです。
とくに日本人は重金属まみれらしいです。
大気中への人為的な水銀排出で最も大きな比率を占めるのがアジア。世界排出量の50%を占めています。
他にも「ワクチン」や「魚」や歯科材料の「アマルガム」の問題もあります。
必要に応じて毛髪ミネラル検査などもお勧めさせていただきます。
6. 隠れた炎症を探す
腸の炎症・歯の炎症・上咽頭の炎症・肝臓の炎症など。
7. ストレスを探る
ストレスになっているものを考えていきます。
ストレス負荷をなくしていかなければ副腎の負担が消えないので改善しません。
これが基本的な進め方になります。
一般の医師の認知はまだまだ?
医師によっては副腎疲労なんてない!と否定的な方までいらっしゃいます。
しかし、欧米のほうではすでに広く認知されているようです。
書籍なども和訳でけっこう出ていますし、日本の医師の書籍も増えてきました。
日本では「分子栄養学」を学ばれている医師たちには広く浸透しています。
門戸を開けて下さっている学会のほうで副腎疲労などについて学んでいる治療家も増えてきています。
メディアなどで騒がれだす日も遠くないと思います。
私自身、副腎疲労に対する治療は手探りな部分も多いのが現状です。
医師と違って制限が多いため出来ない検査や踏み込めない部分も多々あります。
同じ学びをしている治療家とネットワークを組んで症例考察などをしながら進めていっています。
そのため、確立されたものではなく
日々少しずつ変化した情報をお伝えすることもありますし、
大幅な変更などもあるかもしれません。
それでもただ黙って悪化していくのを待っているよりも、光が差す可能性は高いと信じています。
改善例
軽度の副腎疲労でしたが改善された嬉しい症例もあります。
その方にはインタビューさせて頂いているのでよければご覧ください。